楽天・S&P500インデックス・ファンドについて
前回の記事「やはり強かった楽天・S&P500インデックス・ファンド」にてその紹介をしましたが、せっかくなので、eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)に惜しくも敗北している点、隠れコストの部分の「売買委託手数料」の差について、深堀していこうと思います。
※もちろん、前回ご紹介通り、トータルコスト面では、楽天・S&P500が勝利しております。
それでは早速、楽天・S&P500インデックス・ファンドとeMAXIS Slim 米国株式(S&P500)の売買委託手数料の違いについて、わかりやすく解説したいと思います。まず、前回紹介したその数字を以下で確認しましょう:
- 楽天S&P500の売買委託手数料:0.01%
- イーマクシススリム S&P500の売買委託手数料:0.002%
一見小さな差に見えますが、長期投資では大きな影響を与えます。では、なぜこの差が生じるのでしょうか?
- ファンドの規模と歴史
eMAXIS Slim S&P500は2018年から運用されており、純資産総額も5兆円を超える大規模ファンドです。一方、楽天S&P500は2023年10月に設定された比較的新しいファンドです。大規模で歴史のあるファンドは、取引量が多いため、証券会社とより、より有利な条件で交渉できる可能性が高いです。 - 運用手法の違い
楽天S&P500は株式、ETF、株価指数先物取引を組み合わせて運用しています。一方、eMAXIS Slim S&P500 は主に株式を中心に運用しています。この運用手法の違いが、取引頻度や取引量に影響し、結果として手数料の差につながっている可能性がありますね。 - 運用会社の戦略
両ファンドの運用会社が採用している戦略や、コスト管理の方針の違いも、この差に反映されているかもしれません。 - 市場環境と取引タイミング
ファンドの設定時期や運用期間中の市場環境の違いも、取引コストに影響を与える要因の一つです。
重要なのは、この手数料の差が、ファンドの総合的なパフォーマンスにどう影響するかです。低い手数料は確かに魅力的ですが、それだけでファンドを選ぶべきではありませんよね。運用実績、リスク、投資戦略なども含めて総合的に判断することが大切です。
しかしながら、これらの数値は変動する可能性がありますので、楽天S&P500は新しいファンドです、今後規模が拡大すれば、手数料が下がる可能性もあります。投資家の皆さんは、自分の投資目標や運用スタイルに合わせて、これらの要素を考慮しながら、ファンドを選択することをおすすめします。手数料は確かに重要ですが、それだけでなく、長期的な運用実績や自分のポートフォリオとの相性も考慮に入れてくださいね!
ちなみに私はこのまま楽天・S&P500インデックス・ファンドで、NISA、iDeCoを引き続き埋めて行きます!!皆さん一緒に資産形成頑張りましょ~!