eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)の魅力とは?信託報酬引き下げでさらに注目!
私は指数としては、S&P500を最も推していますが、数ある投資信託の中でも、やはり頭一つ抜けている、eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)について、今回語りたいと思います。
※私の推しファンドである、「楽天・S&P500」についてもまた別記事を作ろうかと思います。
1. そもそも、eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)とは?
投資信託としての基本情報
まず、eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)は、三菱UFJアセットマネジメントが提供する投資信託で、米国の代表的な株価指数であるS&P500種株価指数(配当込み・円換算ベース)に連動することを目指して運用されます。このファンドは資産形成の一助となる低コストで運用される点が特徴的で、幅広い投資家にとって利用しやすい金融商品です。2018年7月に設定されて以来、その純資産総額は現在6兆円以上に達するなど、日本国内で非常に高い人気を誇っています。
※個人的には、楽天証券の利用者ですので、楽天・S&P500インデックス・ファンドを購入していたのですが、eMAXIS Slimもやはり王者の貫禄ですね、、!
S&P500指数との連動とその特徴
名前の数字通りと言いますか、S&P500指数は、米国を代表する企業500社で構成される株価指数で、経済全体の動きに連動しやすいとされています。eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)は、運用方針としてこの指数との連動を目指しており、米国株式市場の成長を反映しています。この指数の特徴として、長期的なリターンの高さや、分散されたポートフォリオによる安定性が挙げられ、投資初心者から上級者まで幅広い層に適した投資対象です!
低コスト運用を実現する目的
eMAXIS Slim シリーズ全体の特徴である「低コスト運用」は、投資家の負担を最小限に抑え、長期的な資産形成をサポートすることを目的に掲げています。このファンドでは、信託報酬という運用管理にかかるコストを業界最低水準に設定しており、これが多くの投資家からの支持を集める理由の一つとなっています。特に衝撃的な、2025年1月から予定されている信託報酬のさらなる引き下げ(年率0.08140%以下)は、楽天・S&P500インデックス・ファンドなどとの競争力を一層高める部分です。
※楽天・S&P500もコスト下げましょう!見てますか楽天投信顧問さん!!(見てない)
日本国内での人気急上昇の理由
eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)の人気が急上昇している理由として、長期の高いリターンを期待できる点だけでなく、手軽に米国株式市場全体への投資ができるという利便性が挙げられます。また、2024年11月7日時点で純資産総額が6兆円を超えるなど、投資信託市場全体でも際立った伸びを示しています。この成長には、投資家が関心を持つ長期運用の成果や、低コストを追求する姿勢が大きく貢献しています。
2. 今話題の、信託報酬引き下げの概要!!
今回の引き下げの具体的な内容
三菱UFJアセットマネジメントは2025年1月25日より、「eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)」の信託報酬を年率0.07568%~0.08140%に引き下げることを発表しました!!信託報酬は投資信託の運用促進費用としての手数料であり、引き下げ前の年率0.09240%~0.09372%と比べると約11~18%の引き下げ幅となっています。凄いですね、、
業界最低水準の信託報酬について
この新しい信託報酬水準は、投資信託業界全体でみても最安級のコスト水準となります。特に「eMAXIS Slim 全米株式」の信託報酬(年率0.0770%~0.0814%)や他のライバル商品である「楽天・S&P500インデックス・ファンド」などと比べても、非常に競争力のある数字が設定されています。低コスト運用を徹底することで、顧客にとっての純資産効率を高め、さらなる投資ニーズの増加を狙っています。
信託報酬引き下げ実施の背景と狙い
今回の信託報酬引き下げの背景には、「eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)」の純資産総額が国内最大規模であるという実績があります。2024年11月7日時点で純資産額は6兆円を超え、大量の資産運用が可能となったことでコスト削減の効果が増したと推測されます。また、運用規模が拡大することで、さらなる費用効率が高まり、競争の激しい低コスト運用市場においてトップを維持する狙いがうかがえます。
コスト削減が投資家に与えるメリット
信託報酬の引き下げは、投資家に直接的なメリットをもたらします。特に長期投資において信託報酬の差は投資効率に大きく影響します。例えば、信託報酬の引き下げによって運用成績に占める費用の割合が軽減されるため、投資元本に対する複利効果が高まります。また、低コスト化は資産残高の増加を促進し、結果的に「eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)」を選択する投資初心者や長期保有者の満足度向上につながるでしょう。
3. eMAXIS Slim の他シリーズとの比較について、、
「全米」株式との違いと選び方
「eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)」と「eMAXIS Slim 全米株式」は、米国市場への投資を目的とする点で共通していますが、それぞれ異なる指数に基づいて運用されています。「eMAXIS Slim 米国株式」が連動するのはS&P500指数で、これは米国の代表的な大企業500社で構成されています。一方で、「eMAXIS Slim 全米株式」が追従するのはMSCI USA IMI指数であり、こちらは時価総額の約99%をカバーし、中小型株も含む点が特徴です。
選び方としては、米国の経済全体に幅広く投資したい場合は「全米株式」、大型企業を中心に安定した成長を期待したい場合は「米国株式(S&P500)」を選ぶとよいでしょう。また、信託報酬や運用成績が非常に近いことから、純資産総額や自身の投資方針も選定基準に含めることが重要ですね。ただ個人的には後述しますが、この選択肢ならeMAXIS Slim 米国株式(S&P500)にしてしまいます。
全世界株式との比較分析
「eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)」と「eMAXIS Slim 全世界株式」では、投資対象が大きく異なります。「全米株式」が米国市場全体に焦点を当てているのに対し、「全世界株式」は先進国や新興国を含む広範囲な市場に分散投資するというアプローチを取っています。
この違いから、米国市場の成長に集中した投資を希望するか、それとも世界的な分散投資によるリスク軽減を重要視するかで、選択が変わります。特に、米国市場の高い成長性を生かした投資を目指す場合は「米国株式(S&P500)」が魅力的です。一方で、リスク分散を重視する長期的視点では「全世界株式」の方が適切といえます。
信託報酬や純資産総額の視点で見る優位性
「eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)」の信託報酬は、2025年1月25日に0.08140%以下に引き下げられる予定であり、業界でも最安水準を実現します。これに対して、「eMAXIS Slim 全米株式」の信託報酬も0.08140%であり、差はほとんどありません。
しかし、純資産総額の面では、「米国株式(S&P500)」が6兆円以上と国内最大規模である一方、「全米株式」は150億円程度にとどまります。この大きな規模差から、「米国株式(S&P500)」は運用の安定性や償還リスクの低さで優位性があります。
他の競合インデックスファンドとの違い
「eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)」の強みは、低信託報酬と最大の純資産総額にあります。他の競合ファンド、例えば「楽天・S&P500インデックス・ファンド」や「iFree S&P500インデックス」と比較しても、運用コストの観点で競争力が非常に高い状態ですね。
特に、2023年4月や2025年1月実施予定の信託報酬引き下げにより、さらにコスト競争力を強化しています。また、純資産総額6兆円以上という規模感は、流動性や安定性において他のファンドを圧倒するポイントです。これらの特徴により、「eMAXIS Slim 米国株式」は投資家にとって非常に魅力的な選択肢であり続けております。やはり強いですねぇ、、!
4. 投資の初心者の方にとっての利点について
・少額から始められる手軽さ
eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)は、投資信託として非常に低コストで少額から始められる点が魅力です。一般的には1,000円程度の資金から購入可能であり、投資初心者でも気軽にスタートすることができます。この手軽さは、初めて投資に挑戦する方にとって大きな安心材料となるでしょう。また、運用コストが低いことから、少額投資であっても資産の成長を効率的に期待できるのが特徴です。
・NISAなど税制優遇制度との相性
eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)は、NISAやiDeCoといった税制優遇制度との相性が非常に良い商品です。NISAでは年間120万円までの投資額が非課税となるため、信託報酬の低さと非課税効果を組み合わせた効率的な運用が可能です。また、長期的な運用を目指すiDeCoにも最適で、特にコスト面での優位性が老後の資産形成に寄与します。このように、税制優遇制度を活用することで、手元に残る利益をより最大化することができる点が大きな魅力です。
・長期投資における期待利回り
長期投資において、eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)は期待利回りが高いとされています。本商品はS&P500指数を連動対象としており、アメリカを代表する500銘柄で構成される指数を忠実に追随します。この指数は長期的に見ても安定した成長が期待されており、ドルコスト平均法を用いた積立投資によってリスクを分散しつつ、資産の着実な増加を狙えます。特に初心者にとって、長期での運用は市場の短期的な変動への不安を軽減する助けとなるでしょう。
・コスト削減がもたらす投資効率の向上
三菱UFJアセットマネジメントは、eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)の信託報酬を2025年1月下旬に年0.08140%以下へ引き下げる予定です。この引き下げにより、楽天・S&P500インデックス・ファンドや他の競合商品との差異が一層際立つことになります。運用コストが低いほど利益の毀損を抑えられるため、初心者であっても効率の良い投資が可能です。コスト削減は特に長期投資において重要な要素であり、結果として資産形成スピードの向上につながります。