やはり強かった楽天・S&P500インデックス・ファンド
私も登場当時から投資をしていました「楽天・S&P500インデックス・ファンド」ですが、運用も時間が経ち、そのコストも見えてきました(正直めちゃくちゃ気になってましたこれ)。発表当時は、eMAXIS Slim S&P500とで購入を非常に迷っていましたが、楽天・S&P500も、結果的にとても良い投資信託だということが見えてきましたね。eMAXIS Slim S&P500に総合的なコスト面では勝利しているという事実は、個人的に衝撃的でしたので、以下にその内訳を一緒に見ていきましょう。
◆隠れコストの内訳
今回の「年率0.017%」の隠れコストは、主に以下の要素から構成されています:
- 売買委託手数料: 年率0.01%
- 有価証券取引税: なし
- その他費用: 年率0.007%
◆実質コストの計算
実質コストは、信託報酬と隠れコストを合計したものです:
- 信託報酬(年率0.077%)+ 隠れコスト(年率0.017%)= 実質コスト(年率0.094%)
◆eMAXIS Slim S&P500との、比較分析
eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)との比較:
- 信託報酬: 楽天S&P500(0.077%)< eMAXIS Slim(0.09372%):楽天の勝ち
- 隠れコスト: 楽天S&P500(0.017%)> eMAXIS Slim(0.011%):スリムの勝ち
- 実質コスト: 楽天S&P500(0.094%)< eMAXIS Slim(0.105%)楽天の勝ち
※因みに売買委託手数料の差が、上記の楽天とスリムの、それぞれの隠れコスト部分の差異に影響してます :
※これはつまり、楽天S&P500の売買委託手数料は0.01%、eMAXIS Slim S&P500は0.002%という、この差が「隠れコストの違い」に大きく関係しています。
※楽天・S&P500が、eMAXIS Slimに「隠れコスト」部分では敗北している要因になります。
※2024年12月10日加筆:まさかのeMAXIS Slim 米国株式(S&P500)ここに来て信託報酬引き下げ決行してます。流石の王者の貫禄ですね、、また記事上げますこれも!!
楽天・S&P500の注目ポイント
- ETFの活用: 楽天S&P500は、iShares Core S&P 500 ETFを2.3%組み入れています、これがコスト削減に寄与している可能性も考えられますね。
- 将来の展望: ファンドの規模が大きくなれば、スケールメリットにより、隠れコストが減少する可能性もあります。ここは楽天・S&P500に期待ですね!!
- 総経費率: 楽天S&P500の総経費率は0.09%です。(業界最低水準を目指すと謡っているので、ここも期待ですね)
- ポイント還元: 楽天証券での購入時には、年率0.028%相当の楽天ポイントが付与されます。(ポイントはおまけと考えた方がいいかもしれませんが、、)
まとめ
楽天・S&P500インデックス・ファンドは、低い信託報酬と比較的低い隠れコストにより、他競合ファンドよりも実質コストが低くなっていることが確認出来ますね。
ファンドの規模拡大や運用の効率化により、将来的にさらなるコスト削減の余地があるとも考えられますので、今購入された方は、そのままホールドして行きましょう!勿論、私も今後も楽天S&P500を買い続けます!!
(私は新NISA、iDeCo共に、この楽天・S&P500に投資しています。希望があればいつか証券口座状況も公開します♪)